ニュージーランドで日本のワカメが大迷惑をかけているんだそうです。
あの古風なワカメが一体何をしでかしたのしょう
うちのワカメがよそ様で迷惑をかけているだなんて全く想像も出来ませんが
世界の侵略的外来種ワースト100に選定されたほどかなりの迷惑物になっています!

ワースト100に選定されるなんてあの強い毒を持つ蟻の一種「ヒアリ」と
同じ位恐ろしいという事なのです。日本のワカメが毒を持った蟻と同じ扱いだなんて。。。
日本人にはとても信じられない事ですが相当ご迷惑をかけてしまっているのが事実なのです。

ニュージーランドで養殖されているムール貝の周りに
日本のワカメが覆いかぶさって成長の邪魔をしているんだそうです。
なんだ~そんな事だったらお味噌汁に入れてワカメをたくさん食べちゃってくださいよ♪と
日本人は軽く思うはずですが(笑)欧米ではワカメを食べる習慣がなく
食べたとしてもワカメを消化する酵素を持っていないので欧米人はお腹を壊してしまうんですって!
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(画像引用:https://www.irasutoya.com/2014/02/blog-post_8727.html
食べれもしない物体が一生懸命育てた貝に絡みつき
窒息死させていたら邪魔でしかならないですよね。

ワカメは繁殖力が強く一気に増えてしまうのですが天敵の「ウニ」のおかげで
日本の海は守られています。
しかし海外では「ウニ」が少ないので天敵がいなくなったワカメにとっては
もうそこはパラダイスのような環境。

もうワカメの勢いを止められるものはいません!
じゃあウニを海外の海へ入れてみては?

繁殖力の弱いウニは育たないので意味がなく
増え続けるワカメの刈り取りが全然追いつかず
ワカメが繁殖していない海域を防ぐことで精いっぱいなのです。

ワカメもヒアリも決して誰かがわざと嫌がらせで送り込ませたものではなく
貿易で海を渡る時にタンカーや貨物船に一緒にくっ付いてきてしまい
そこから繁殖し一気に世界中に拡散してしまうんですって

本来存在するはずのない生き物が別の所で存在するという事は
そこの生物の食物連鎖、森林、山、川、海などの環境、気候のバランスが取れなくなり
生態系破壊の原因になるのでとても危険な事なのです。
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外来種が入り込む原因は貿易だけではなくペットとして飼われていた外来種を野外に放すだけでも
簡単に起こるのでペットショップで売っている珍しい外国の生き物を簡単に飼わないで
欲しいですね

その動物の生態や危険性を全く知らないで軽い気持ちで飼う人がいると
地球温暖化や自然破壊、野生生物を絶滅の危機に追い込む大きな問題にまで
発展していってしまうのです。

20180502wildlife04
普段の何気ない行動が自然を壊してしまう事があるので
気を付けながら暮らしていきたいですね♪