今日は七夕ですね。

七夕といえば離ればなれになった織姫と彦星の間に流れる天の川を渡り
年に一度会える日です。

ただ2人が会えるのは晴れの日のみ。

2人が会えるように沢山のカササギが羽を広げ橋を架けてくれるのですが
七夕の日に雨が降ると天の川の水かさが増しカササギが羽を広げられないので
2人は会えなくなってしまいます。
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七夕の日は雨が降っていて会えない年が多いんですよね。
梅雨の真っ最中だからしょうがないんですけど
東京で2011年~2020年までに10年間で晴れたのはたったの3回だけ。

ですが今年は珍しく梅雨明けが早かったので久しぶりに二人は
会えるかもしれません

2人の間を流れる天の川ですが実はガリレオが発見したそうです。

イタリアの天文・物理学者のガリレオ・ガリレイ(1564年~1642年)といえば
「天文学の父」と称される偉人で「ピサの斜塔の実験」「望遠鏡の発明」
「地球は太陽の周りを回っている」が有名です。

自然現象を数学を使って表現し実験→確認するといった現在の科学の手法は
ガリレオによって開発されました。
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織姫とさるベガ、彦星とされるアルタイルという星の間にはある天の川は
大昔のギリシャの人々はミルクの粒だと思っていたそうです。

天の川は英語でミルキーウェイと呼ばれていますが
これは父ゼウスが息子のヘルクレスに彼の義母の女神ヘラの母乳を
飲ませようとして飛び散ったミルクが天の川になった。という神話に由来しているんだ
そうです。
天の川の写真
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ぼ、母乳!?
随分、広範囲に飛び散ったのですね(笑)

今から400年前にガリレオが自作の小ささな望遠鏡を使って天の川が
「無数の星の集まり」である事を発見されました。

「レンズと組み合わせるとモノが大きくみるぞ!」という噂をオランダ人から聞き
レンズ2枚と筒を組み合わせ20~30倍程の倍率を持つ望遠鏡を自らの手で
作っちゃったそうです。

凄すぎる!!

拡大する事で人間の目では細かすぎて見えない天体を詳しく観察できるように
なったのはガリレオさんのお陰なのです。

短冊に願いを書くことだけが七夕の日本の文化だと思っていましたが
まさかこんな凄い偉人が関係していたとは意外でした。

昨日、駅の改札で短冊を見つけました。人の願いを毎年見るのが楽しみ
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どれどれ見ていきましょう。
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願いというより予定を書いている人が結構いました。
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夏休みの予定なのでしょうか。
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私も全く同じ願いです。
自分が書いたんじゃないかと思いました。(笑)
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今年の七夕は天気が良いので今夜星空が見られるエリアがありそうですよ。
天の川を見る方向は東の空。
山や海辺、灯りがない所がオススメです。

是非眺めてみてくださいね。