国語辞典の「広辞苑」が10年ぶりに改訂され12日に発売されました。
およそ25万の人名や言葉が収録され「スマホ・アプリ・ちゃらい・小悪魔・上から目線」等の
新しい1万項目が追加されました。

「スマホ、アプリ、ツイート」などIT機器の進歩やSNSの普及によって
登場した言葉が新しい言葉や
東日本大震災と原発事故のあと頻繁に使われるようになった「廃炉」や「安全神話」
日常会話で一般的に使われている「無茶ぶり、いらっと、ちゃらい、上から目線」
等の言葉が新たに加わったそうです。
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辞典に新しい言葉を載せる基準は
「日本語として定着したもの」と「今後定着すると判断したもの」で選ばれています。

時代の流れと伴に生まれた新しい言葉や本来の意味とは違う意味で使われる言葉を
選定していく作業はとても大変で、1冊の辞書を作るのに7~10年はかかるんですって
三省堂さんから出ている「大辞林」は企画から完成まで28年もかかったそうです。

開店と同時ににたくさんのお客さんが新しく生まれた広辞苑を買い求めに来たそうで
インターネットで何でもすぐに調べられる時代ですが
昭和30年から続く歴史のある本はいつの時代でも信頼され続けていくのですね。

舟を編むという映画はご存知でしょうか?
新しい辞書を作る過程を描いた物語ですなのですが
特に辞書作りに興味があったわけでもなくただ可愛い猫が登場するからという理由で(笑)
何となく見た映画だったのですが、辞書作りの地道な裏側がとっても面白くて
もう何度も見ちゃいました。
Amazonプライム会員の方は無料でご覧になれますので是非見てみてください♪
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辞書作りに携わっている方は、常に言葉について考えて生きているんだな~と
映画を見て思いました。

世の中の人はどんな言葉を使って話しているのか
それはどう意味で、どう使われているのかを常に項目カードに書留め
言葉集めをする毎日。

華やかな場所が苦手そうなおじさんがわざわざ合コンへ行き
新しい言葉を集めてきたり
ファーストフードで「ヤバイ・マジで・キモイ」で盛り上がっている
女子高生達の会話を耳をすまし聞いたことがない言葉を必死に
書留めているシーンがありました。

いろいろな世代の会話からたくさんの新しい言葉を集め
既に発売されている辞書に載っている言葉と照らし合わし
新しい辞書に載せる言葉を決めていきます。

辞書をひたすらめくる生活をしていると指紋がなくるんですって。

「自分の指紋がなくなるのは、辞書編集者にとっての醍醐味だ」といわれているそうです。
辞書
辞書って短い言葉で誰にでもその言葉の意味がすぐイメージ出来るように
書いてあって凄い本ですよね。
言葉の意味のイメージが人によって偏らないよう辞書編集者たちが
話し合っているシーンは辞書作りの大変さが伝わってきます。

辞書は重くて持ち歩くのが大変だなんて思っていましたが
こうして裏側を知るとあれだけの言葉がたくさん詰まった本が
こんなコンパクトに出来上がるなんて奇跡のように凄いんだなと思いました。

普段何気なく使っている言葉を誰かに正確に説明するとしたら
きっと全然出来ないんだろうな~
たまには、分からない言葉を辞書で調べて正しい意味を知るのは大事な事だなと
思いました♪